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■シリーズ 木の名前の由来  〈 その11/タ ケ 〉  

■シリーズ 木の名前の由来  〈 その11/タ ケ 〉

※ その時節折々の樹木について、名前(和名)の由来を中心に解説しています。 樹木名の語源や、渡来時期等の歴史や文化、ローカルネーム、トピックス等、いろいろ関連付けながら雑学的に覚えて知識の裾野を広げましょう!

◇タケは成長が早く、大きく育つことから、その語源は高いことを意味する“タ”、木の古語である“ケ”を組み合わせたという説や、“高”や“丈”に由来するという説などがある。『古事記』や『万葉集』の万葉仮名では“多気”、“太計”などと記した。

◇平安時代の“竹取物語”では“竹”と記されていて、それまでに日本でいう“タケ”が中国の“竹”に当たるという知識が広まった。

◇タケの仲間は一般に、たけのこの成長後に皮を落とすタケ、たけのこが成長しても皮を落とさないササ、地下茎がないバンブーの3つに分けられる。世界には1400種以上あると言われている。

◇竹は食用や正月用の門松、竹細工、竹炭、建築材、農漁業資材等に広く利用されてきたが、放置された竹林はイノシシの巣にもなったり樹林や田畑等の生態系を脅かすため、近年、駆除の対象とされる場合が多くなっている。

◇日本の「三大有用竹」と言われている3種のタケの見分け方や特徴等

~ 『山溪名前図鑑 樹木の名前』 他 より一部引用し、編集 ~