モルタルを塗布する方法で治療が行われたが、樹勢は衰退し、幹にはキノコが見られ枝にはコブ状の異常が多数見られた。
モルタルを塗布する方法で治療が行われたが、樹勢は衰退し、幹にはキノコが見られ枝にはコブ状の異常が多数見られた。
1回目、モルタル及び樹木内部の腐朽箇所を取り除き、その部分にキノネデールを充填し、不定根を発生させ、地中まで誘導する治療をした。
2回以後の治療は、被覆を外して検証後、キノネデールの補充等の作業をして、再度患部を被覆した。
枝数も葉数も増え、順調に回復に向っている。また、新たな不定根のの発生が見られ、伸長した不定根が地中まで達し、回まで達し、肥大が進んでいる。
前回の治療時よりさらに発達した不定根には、驚かされる。
翌年の平成24年に被害部の手当を行いそれをもって一旦治療終了となりました。
去る3月8日に作業部会の有志メンバーにて代々木公園内のサイカチの剪定作業と土壌改良を行いました。
そこに50袋のキノネデールを充填して不定根誘導と土壌改良を行いました。
今後も定期的に同様な作業を行い、経過を観察していきたいと思っています。
樹種名:サイカチ
樹 高:12.0m
幹周り:3.3m
(2000年1月当時)
2022年3月8日(6回目)
2011年1月29日(5回目)
2009年1月26日(4回目)
2006年1月20日(3回目)
2002年1月22日(2回目)
2000年3月15日(1回目)